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ファーストリテイリング

基本情報

ファーストリテイリング9983東京証券取引所

株式会社ファーストリテイリング

連結子会社68社・持分法適用会社4社。報告セグメントは国内ユニクロ事業、海外ユニクロ事業、ジーユー事業など。

売上高は3.4兆円で、TJX(9.6兆円)の約0.4倍。従業員は約59,522人。

  • 時価総額22.8兆円
  • 売上高3.4兆円
  • 営業利益5,643億円
  • 純利益4,330億円
  • 株価71,780円
  • PER50.9倍
  • PBR10.05倍
  • ROE20.2%
  • 配当利回り0.70%
正式社名
株式会社ファーストリテイリング
英文社名
Fast Retailing Co., Ltd.
会計基準
IFRS
発行済株式数
318,220,968 株
1株あたり利益(EPS)
1,411.4 円2025年8月期
1株あたり配当金
500 円2025年8月期
従業員数
59,522 人2025年8月期末・有価証券報告書・2025年8月31日現在。準社員・アルバイト社員は年間の平均で50,468人(外数)。連結子会社68社・持分法適用会社4社
海外売上比率
59.8%2025年8月期・当サイトの計算・地域別の売上の節へ
中長期の目標
第4創業 — 売上収益10兆円2023年8月期を始まりと位置づける・中長期の目標の節へ

株価

ファーストリテイリングの5年の株価の推移(月末の終値)82,810円20,053円20222023202420252026

月末の終値です。2021年10月から2026年09月まで。株式分割は反映済みで、配当は含みません。出典はYahoo Finance。

売上高と利益の推移

売上高と営業利益の推移(億円)(利益率)00.0%8,0004.0%16,0008.0%24,00012.0%32,00016.0%40,00020.0%21,3302,4902021年8月期23,0112,9732022年8月期27,6663,8112023年8月期31,0385,0092024年8月期34,0055,6432025年8月期11.7%12.9%13.8%16.1%16.6%売上高営業利益営業利益率

財務ハイライト(過去5期)

親会社の所有者に帰属する当期利益・ROE

親会社の所有者に帰属する当期利益・ROE(億円)00.0%1,5008.0%3,00016.0%4,50024.0%'21/8'22/8'23/8'24/8'25/8純利益ROE

資産合計・親会社所有者帰属持分・持分比率

資産合計・親会社所有者帰属持分・持分比率(億円)00.0%10,00015.0%20,00030.0%30,00045.0%40,00060.0%'21/8'22/8'23/8'24/8'25/8総資産親会社の所有者に帰属する持分親会社所有者帰属持分比率

キャッシュ・フロー

キャッシュ・フロー(億円)▲8,000▲4,00004,0008,000'21/8'22/8'23/8'24/8'25/8営業投資財務

1株当たり当期純利益(EPS)

1株当たり当期純利益(EPS)(円)05001,0001,5002,000'21/8'22/8'23/8'24/8'25/8EPS
決算期売上高前期比営業利益営業利益率税引前利益純利益純利益率
2025年8月期2025-08-31期末34,005億円+9.6%5,643億円16.6%6,506億円4,330億円12.7%
2024年8月期2024-08-31期末31,038億円+12.2%5,009億円16.1%5,572億円3,720億円12.0%
2023年8月期2023-08-31期末27,666億円+20.2%3,811億円13.8%4,379億円2,962億円10.7%
2022年8月期2022-08-31期末23,011億円+7.9%2,973億円12.9%4,136億円2,733億円11.9%
2021年8月期2021-08-31期末21,330億円—2,490億円11.7%2,659億円1,698億円8.0%

直近5期の通年決算です。

事業の概要

海外ユニクロ事業

海外で展開するユニクロ事業。売上収益の56.2%を占める最大の部門で、会社はここをグループの成長の柱と位置づけている

売上構成比 56.2%売上構成比56.2%19,103億円

部門の利益3,093億円・利益率16.2%

強み・実績
  • 2025年8月末の店舗数は1,725店。グレーターチャイナ1,008店・東南アジア/インド/豪州397店・韓国132店・北米106店・欧州82店
  • ★欧州の売上収益は3,695億円(前期比33.6%増)、北米は2,711億円(同24.5%増)。会社は、新規出店した店舗が大きく売上を伸ばし、店舗がメディアとなって認知度が上がることでEコマースの販売も広がる循環ができたと説明している
  • ★グレーターチャイナだけが減収減益で、売上収益6,502億円(同4.0%減)・事業利益899億円(同12.5%減)。会社は店舗のスクラップ&ビルドとブランディングによる事業構造改革を進めるとしている
  • 設備投資1,719億円のうち1,200億円がこの部門。新規出店と自動化倉庫への投資
  • 米国では追加関税の影響が出はじめた第4四半期も、商品価格の見直しと値引率の改善で増収増益を確保した
主な製品・サービス
  • ユニクロ(海外)
  • LifeWear(究極の普段着)
  • Eコマース

国内ユニクロ事業

日本で展開するユニクロ事業。株式会社ユニクロが担う。部門の利益率18.0%は4部門でもっとも高い

売上構成比 30.2%売上構成比30.2%10,261億円

部門の利益1,845億円・利益率18.0%

強み・実績
  • ★売上収益が初めて1兆円を超えた(1兆260億円・前期比10.1%増)。部門の利益は同18.4%増
  • 2025年8月末の店舗数は794店(直営784店・フランチャイズ10店)。当期に直営店を31店出店した
  • Eコマースを含む既存店売上高は通期で8.1%増。上期9.8%増・下期6.2%増
  • 売上高販管費比率が前期比1.2ポイント改善した。売上が伸びたことで賃借料比率と人件費比率が下がった
  • 部門の利益には店舗の減損損失の戻し入れ益が入っている(事業利益は1,813億円)
主な製品・サービス
  • ユニクロ(国内)
  • LifeWear(究極の普段着)
  • Eコマース

ジーユー事業

日本・海外で展開するジーユー事業。株式会社ジーユーが担う

売上構成比 9.7%売上構成比9.7%3,307億円

部門の利益305億円・利益率9.2%

強み・実績
  • 2025年8月末の店舗数は486店。当期に39店を出店した
  • 売上収益は3,307億円(前期比3.6%増)だが、部門の利益は前期比で減った。会社は報酬引き上げにともなう人件費の増加と、米国出店にともなう費用増を挙げている
  • 既存店売上高は前年並み。会社はマストレンドを捉えたヒット商品が十分でなかったことと、売れ筋商品の欠品を理由に挙げている
  • 会社は品番数を絞り込み、商品一つひとつの完成度を上げる方針を示している
主な製品・サービス
  • ジーユー
  • Eコマース

グローバルブランド事業

セオリー事業・プラステ事業・コントワー・デ・コトニエ事業・プリンセス タム・タム事業。★4部門で唯一の営業損失

売上構成比 3.9%売上構成比3.9%1,315億円

部門の利益▲10億円・利益率▲0.7%

強み・実績
  • ★営業損失になったのは、コントワー・デ・コトニエ事業で事業構造改革にともなう減損損失などを39億円計上したため。前期は6億円の営業利益だった
  • 事業利益(売上収益−売上原価−販管費)では26億円の黒字(前期は1億円の黒字)
  • 2025年8月末の店舗数は565店(セオリー426店・プラステ41店・コントワー・デ・コトニエ/プリンセス タム・タム98店)
  • コントワー・デ・コトニエ/プリンセス タム・タムは不採算店の集約を進めており、2026年8月末の店舗数は77店
主な製品・サービス
  • セオリー
  • プラステ
  • コントワー・デ・コトニエ
  • プリンセス タム・タム
3,570店グループの店舗数2025年8月末。ユニクロ2,519店(国内794・海外1,725)、ジーユー486店、グローバルブランド565店。2026年8月末は3,510店
1,719億円2025年8月期の設備投資前期比597億円増。海外ユニクロ事業1,200億円、システム他274億円、国内ユニクロ事業151億円、ジーユー事業77億円、グローバルブランド事業14億円。新規出店と自動化倉庫への投資による

注目ポイント

  • 海外ユニクロ事業が売上の56.2%1兆9,102億円(前期比11.6%増)。国内ユニクロ事業の1兆260億円を大きく上回る。地域別では欧州3,695億円(同33.6%増)・北米2,711億円(同24.5%増)の伸びが大きい
  • 国内ユニクロ事業の売上収益が初めて1兆円を超えた1兆260億円(前期比10.1%増)、部門の利益1,844億円(同18.4%増)。Eコマースを含む既存店売上高は通期で8.1%増。部門の利益率18.0%は4部門でもっとも高い
  • 2025年8月期はグレーターチャイナだけが減収減益売上収益6,502億円(前期比4.0%減)・事業利益899億円(同12.5%減)。店舗数は2025年8月末の1,008店から2026年8月末に958店へ減っている。会社は店舗のスクラップ&ビルド、ブランディング、個店経営の強化による事業構造改革を進めるとしている。★2026年8月期は売上収益7,240億円(前期比11.3%増)・事業利益1,120億円(同24.6%増)の増収増益だった(決算短信)
  • 2028年8月期に売上収益5兆円をめざす会社は2023年8月期を「第4創業」の始まりと位置づけ、売上収益10兆円を目標に掲げている。その中間目標が2028年8月期を目途とした5兆円。2025年8月期の実績は3兆4,005億円で、4期連続の過去最高。2026年8月期は3兆9,633億89百万円(決算短信)で、2027年8月期の会社予想は4兆4,500億円

部門ごとの売上と利益

2025年8月期有価証券報告書より

部門売上高部門の利益利益率
海外ユニクロ事業19,103億円3,093億円16.2%
国内ユニクロ事業10,261億円1,845億円18.0%
ジーユー事業3,307億円305億円9.2%
グローバルブランド事業1,315億円▲10億円▲0.7%
その他19億円3億円13.2%
調整額—407億円—
連結34,005億円5,643億円16.6%

★当サイトが「部門の利益」と書いている欄は、会社が有価証券報告書のセグメント注記に載せている部門別の営業利益です。

地域別の売上

ファーストリテイリングの海外売上比率は59.8%です。2025年8月期の地域別の外部顧客への売上収益のうち、日本以外の地域の合計が占める割合で、当サイトが下の区分から計算しました。

地域別の外部顧客への売上収益(連結)2025年8月期

  • その他海外 44.7%44.7%15,213億円その他海外
  • 日本 40.2%40.2%13,662億円日本
  • 中国 15.1%15.1%5,130億円中国

2025年8月期の地域別の外部顧客への売上収益です。

海外ユニクロ事業の地域別の売上収益2025年8月期

  • グレーターチャイナ 34.0%34.0%6,502億円グレーターチャイナ
  • 韓国・東南アジア・インド・豪州 32.4%32.4%6,194億円韓国・東南アジア・インド・豪州
  • 欧州 19.3%19.3%3,695億円欧州
  • 北米 14.2%14.2%2,711億円北米

有価証券報告書の「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に文章で書かれている、海外ユニクロ事業の地域別の売上収益です。

最新の決算

2026年8月期 通期(2025年9月〜2026年8月)2026-10-08 公表

項目2026年8月期 通期(2025年9月〜2026年8月)2024年9月〜2025年8月増減
売上高39,634億円34,005億円+16.6%
営業利益7,431億円5,643億円+31.7%
税引前利益8,025億円6,506億円+23.4%
純利益5,425億円4,330億円+25.3%
売上高営業利益率18.7%16.6%—

会社が公表した決算資料の数値です。

会社が公表している今期の見通し

2027年8月期2026-10-08 公表

項目会社の見通し前期比
売上高44,500億円+12.3%
営業利益8,300億円+11.7%
税引前利益8,800億円+9.7%
純利益5,600億円+3.2%
売上高営業利益率18.7%—
1株あたり配当金900円—
連結配当性向49.3%—
  • 事業利益(売上収益−売上原価−販管費)の見通しは8,300億円(前期比15.5%増)で、営業利益の見通しと同じ額(2026年8月期の実績は事業利益7,184億円・営業利益7,431億円)
  • 基本的1株当たり当期利益の見通しは1,825円06銭(2026年8月期の実績は1,768円08銭)
  • 配当は中間450円・期末450円の年間900円を予定している(2026年8月期は中間320円・期末530円の年間850円の予定で、前期は年間500円)
  • ★2026年8月期の期末配当530円は、2026年10月8日に予想を320円から引き上げたもの。会社は、2026年11月5日開催予定の取締役会での決議を前提としていると記載している(決算説明会資料)
  • ★会社は株主への還元として配当性向を50%程度へ引き上げるとしている。あわせて、欧米をはじめとする海外ユニクロ事業の業績が拡大してキャッシュ創出力が高まり、成長投資を実施しても十分な資金を確保できる状況だと説明している(決算説明会資料)
  • 前提の為替レートは156.2円/米ドル・181.8円/ユーロ・22.5円/人民元で、2026年8月期の12か月平均の実績と同じ値(決算説明会資料)
  • 金融収益・費用はネットで500億円のプラス(2026年8月期の実績は593億円のプラス)を見込み、為替差損益は見込んでいない。会社は、債券の運用などに伴う受取・支払利息が前期と同程度発生する見込みとしている(決算説明会資料)
  • 2027年8月期末の店舗数の見込みは合計3,545店(国内ユニクロ782店・海外ユニクロ1,752店・ジーユー490店・グローバルブランド521店。2026年8月末は3,510店)
  • 設備投資の計画は1,334億円(2026年8月期の実績は1,127億円)で、うち海外ユニクロ事業が874億円(決算説明会資料)
  • 会社は部門別に、海外ユニクロ事業で上期・下期・通期とも2桁の増収増益(現地通貨ベース)、国内ユニクロ事業で増収と前年並みの事業利益、ジーユー事業とグローバルブランド事業(現地通貨ベース)で増収増益を見込んでいる(決算説明会資料)

これは会社が公表した数値であり、当サイトの予測ではありません。

中長期の目標

第4創業 — 売上収益10兆円2023年8月期を始まりと位置づける

会社が掲げる「めざす姿」は「世界中のあらゆるお客様から信頼され、生活に必要不可欠なグローバルNo.1ブランドになる」です。

対処すべき課題2023年8月期を始まりと位置づける

課題テーマ主な重点活動
1経営人材の育成(1)多様なキャリアパスによる「挑戦」と完全実力主義による「評価」で、少数精鋭の組織を実現する人材の登用と育成
  • 常に抜擢・降格をともなう「登用」と、経営者自らによる「育成」を通して、高い基準や理想をもって自ら考え実行できる従業員を育てる
2サステナビリティに寄与するビジネスモデルの追求(2)お客様が本当に必要とするものだけをつくり、生産から輸送・販売・その後まで循環する事業を追求する2030年8月期の目標
  • 温室効果ガスの削減、トレーサビリティの確立、リサイクル・リユース、多様性の推進、社会貢献活動の領域で目標を定めている(下の非財務の表)
3お客様のニーズに応え、顧客を創造する(3)アプリ会員基盤と店舗網でお客様の声を集め、「本当に欲しい商品」の開発を加速する個店経営の進化
  • 地域・個店のお客様のニーズに合った商品構成・SKU管理・情報発信に磨きをかける
  • 店舗とEコマースが一体となった購買体験を実現し、最高の立地の店舗を中心に店舗網を拡大する
4グローバルで収益の柱を多様化(4)海外ユニクロ事業の成長を加速し、国内ユニクロ事業は安定成長を継続する地域ごとの方針
  • 北米・欧州は旗艦店と大型店の出店を継続し、高成長をめざす
  • ★グレーターチャイナは店舗のスクラップ&ビルド、ブランディング、個店経営の強化で事業構造改革を進め、成長軌道への回帰を図る
  • 東南アジア・インド・豪州地区は将来の成長加速に向けた事業基盤の確立に注力する
5グループブランドの拡大(5)ジーユーは品番数を絞り込み、グローバルブランド事業は各国での確かなブランドポジションをめざすジーユー事業
  • 品番数を絞り込み商品一つひとつの完成度を上げる。販売計画を軸に各部門が連携し、生産調整能力も高めて欠品や在庫過剰をなくす
6インフレ時代に合わせた経費構造の改革(6)人材・IT・店舗・倉庫・ブランディングへの投資と、投資した資産の徹底活用を両立させる経費効率の向上
  • 生産性の向上と付加価値の拡大を図り、購買プロセスを改善してより高い経費効率を実現する

★同社は中期経営計画という文書を出しておらず、企業理念「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」を土台に、有価証券報告書で目標と課題を示す形をとっています。

経営目標(財務)

指標2025年8月期(実績)会社が掲げた目標
売上収益(中間目標)3兆4,005億円2028年8月期を目途に5兆円
売上収益(第4創業の目標)3兆4,005億円10兆円(達成年は公表されていない)

経営目標(非財務)

指標会社が掲げた目標
温室効果ガス排出量(自社領域・2019年8月期比)2030年8月期までに90%削減
再生可能エネルギーの割合(全世界の店舗と主要オフィス)2030年8月期までに100%
温室効果ガス排出量(サプライチェーン領域・2019年8月期比)2030年8月期までに30%削減
温室効果ガス排出量の少ない素材の使用割合2030年8月期までに全使用素材の約50%
全管理職に占める女性比率2030年8月期までに50%(うち執行役員30%)
管理職に占める日本国籍以外の比率2030年8月期までにグループ全体80%(うち執行役員40%)、グローバルヘッドクオーター機能の管理職50%

これは会社が公表した計画であり、当サイトの予測でも評価でもありません。

アメリカの対応企業

TJXTJX

ともに衣料品の小売だが、ファーストリテイリングは自社で企画した商品を売り、TJXは他社ブランドを買い付けて売るという違いがある

ともに衣料品を売る会社だが、商品の作り方が正反対にある。ファーストリテイリングは自社で企画した商品を自社の店で売る製造小売業で、TJXは他社ブランドの在庫を買い付けて定価より2〜6割安く売るオフプライス小売である。品揃えもファーストリテイリングは定番を継続して置くのに対し、TJXは入れ替わりが速い。売上規模は2025年8月期のファーストリテイリング3兆4,005億円に対し、TJXはFY2026で604億ドル。

売上高をファーストリテイリングと並べる
  • TJX9.6兆円FY2026
  • ファーストリテイリング3.4兆円直近の通期
時価総額をファーストリテイリングと並べる
  • TJX24.2兆円
  • ファーストリテイリング22.8兆円

ウォルマートWMT

ウォルマートは衣料品も扱うが総合小売であり、衣料品だけの内訳は開示していない

衣料品も扱うが総合小売であり、衣料品だけの内訳は開示していない。食品と日用品が中心で、店の形も品揃えもファーストリテイリングとは重ならない。同じ「小売」の括りで並べているが、事業としての対応は弱い。

売上高をファーストリテイリングと並べる
  • ウォルマート113.2兆円FY2026
  • ファーストリテイリング3.4兆円直近の通期
時価総額をファーストリテイリングと並べる
  • ウォルマート138.8兆円
  • ファーストリテイリング22.8兆円

コストコCOST

コストコは会員制倉庫店で、衣料品は取扱いの一部にとどまる

会員制の倉庫店で、衣料品は取扱いの一部にとどまる。まとめ買いを前提とした売り方で、ファーストリテイリングの店舗とは客の買い方が違う。

売上高をファーストリテイリングと並べる
  • コストコ48.1兆円FY2026
  • ファーストリテイリング3.4兆円直近の通期
時価総額をファーストリテイリングと並べる
  • コストコ66.5兆円
  • ファーストリテイリング22.8兆円

ホーム・デポHD

衣料品と住宅改修の商品で扱うものが違う。接点は利益率の高さで、売上高営業利益率はファーストリテイリング16.6%・ホーム・デポ12.7%と、この業界の7社では高いほう

売上高をファーストリテイリングと並べる
  • ホーム・デポ26.1兆円FY2026
  • ファーストリテイリング3.4兆円直近の通期
時価総額をファーストリテイリングと並べる
  • ホーム・デポ46.6兆円
  • ファーストリテイリング22.8兆円

ロウズLOW

衣料品と住宅改修の商品で扱うものが違う。売上の動きも逆で、ファーストリテイリングは5期で伸びた一方、ロウズは5期で10.4%減っている

売上高をファーストリテイリングと並べる
  • ロウズ13.7兆円FY2026
  • ファーストリテイリング3.4兆円直近の通期
時価総額をファーストリテイリングと並べる
  • ロウズ16.8兆円
  • ファーストリテイリング22.8兆円

ファーストリテイリングはIFRS、TJX・ウォルマート・コストコ・ホーム・デポ・ロウズは米国会計基準です。決算期もそろっていません(ファーストリテイリングとコストコは8月末、TJX・ウォルマート・ホーム・デポ・ロウズは1月末)。売上高の範囲は完全には一致しません。米ドルはページ下部に記載のレートで円換算しています。

★当ページで比べているファーストリテイリングの直近の通期は2025年8月期です。2026年8月期(2025年9月〜2026年8月)の決算は2026年10月8日に決算短信で公表されましたが、上で並べている売上高には、推移の表と図と同じく有価証券報告書の提出(会社の予定は2026年11月27日)の後に入ります。TJX・ウォルマート・ホーム・デポ・ロウズの直近の通期は2026年1月期、コストコは2026年8月期で、並べるときは期のずれに注意が要ります。ファーストリテイリングの2026年8月期の売上収益は3兆9,633億89百万円でした(決算短信。「最新の決算」の節)。

よくある質問

ファーストリテイリングと正面から重なるアメリカの会社はどこですか?

TJXです。ともに衣料品の小売という点で重なります。ただしファーストリテイリングは自社で企画した商品を売り、TJXは他社ブランドを買い付けて売るという違いがあります。ウォルマートとコストコは衣料品も扱いますが総合小売・会員制倉庫店で、対応は弱くなります。

直近の決算が1年前のように見えるのはなぜですか?

決算期が8月末で、推移の表と図を有価証券報告書から作っているためです。当ページの推移の表と図に出ている直近の通期は2025年8月期(2024年9月〜2025年8月)です。2026年8月期(2025年9月〜2026年8月)の決算は2026年10月8日に決算短信で公表され、「最新の決算」の節に載せています。推移の表と図には、有価証券報告書の提出(会社の予定は2026年11月27日)の後に入ります。「今期の見通し」の節は2027年8月期のものです。

「事業利益」と「営業利益」は違うのですか?

違います。会社が「事業そのものの利益」と説明する事業利益は、売上収益から売上原価と販売費及び一般管理費を差し引いたものです。営業利益はそこにその他収益・その他費用(店舗の減損損失やその戻し入れ益など)を加減した後の利益です。2026年8月期は事業利益7,184億円に対し営業利益7,431億円でした(2025年8月期は5,511億円と5,642億円)。当ページの推移の図と部門の表は営業利益を使っています。

部門の表の「部門の利益」は会社の「セグメント利益」と同じですか?

同じではありません。会社が有価証券報告書で「セグメント利益」と呼んでいるのは税引前利益のほうです。当ページは、上の推移の図と連結の利益率が営業利益で並んでいることにそろえて、同じ表に載っている部門別の営業利益を使っています。税引前利益ベースでは国内ユニクロ1,871億円・海外ユニクロ3,090億円・ジーユー319億円・グローバルブランド▲14億円でした。

部門ごとの利益構成比が出ていないのはなぜですか?

グローバルブランド事業が営業損失のためです。損失のある部門を割合にすると読みようのない数字になるので、当サイトでは金額と利益率だけを出しています。

地域別の表が2つあるのはなぜですか?

切り方が違うためです。上の表は連結全体を日本・中国・その他海外の3つに分けたもので、有価証券報告書のセグメント注記が開示している区分です。下の表は海外ユニクロ事業だけを、会社が業績の説明に使っている管理区分(グレーターチャイナ・韓国と東南アジア/インド/豪州・欧州・北米)で分けたものです。

中期経営計画はありますか?

同社は中期経営計画という文書を出していません。有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に、2023年8月期を「第4創業」の始まりと位置づけて売上収益10兆円をめざすこと、その中間目標として2028年8月期を目途に5兆円を達成することが書かれています。10兆円のほうには達成年が公表されていません。

ファーストリテイリングの決算はいつ発表されますか?

ファーストリテイリングの決算期末は8月31日で、決算は四半期ごとに発表されます。直近の決算の発表日のうち、当サイトが決算短信などで確かめたものは次のとおりです。

次の決算の発表予定日は、東京証券取引所が「決算発表予定日」で公表しています(会社から連絡のあった予定をまとめたもので、変わることがあります)。

数値はいつ時点のものですか?

ページ下部の「出典」に、資料ごとの公表日を記載しています。

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注記(6件)
売上高と利益の推移
利益は同報告書の「主要な経営指標等の推移」によります。会社は売上高にあたるものを「売上収益」、純利益を「親会社の所有者に帰属する当期利益」、ROEを「親会社所有者帰属持分当期利益率」と呼びます。当サイトは日米の会社を同じ言葉で並べるため、表の見出しは全社共通の言い方にそろえています。★決算期が8月末で、推移の表と図は有価証券報告書から作っているため、当ページに出ている直近の通期は2025年8月期です。2026年8月期(2025年9月〜2026年8月)の決算は2026年10月8日に決算短信で公表され、下の「最新の決算」の節に載せています。推移の表と図には、有価証券報告書の提出(会社の予定は2026年11月27日)の後に入ります。下の「今期の見通し」は2027年8月期のものです。3月決算や12月決算の会社と並べるときは、決算期のずれに注意が要ります。★2023年3月1日を効力発生日として普通株式1株を3株とする株式分割を行っており、1株当たりの数値は2022年8月期の期首に分割が行われたと仮定して算定されています。2021年8月期だけは分割前の数値です。
部門ごとの売上と利益
同じ表には「セグメント利益又は損失(税引前利益)」の行もあり、会社はそちらを正式なセグメント利益と呼んでいます。当ページが営業利益のほうを採ったのは、上の推移の図と連結の利益率が営業利益で並んでいるためです。税引前利益ベースでは国内ユニクロ1,871億円・海外ユニクロ3,090億円・ジーユー319億円・グローバルブランド▲15億円でした。★「調整額」は各報告セグメントに帰属しない収益と全社費用で、利益ではプラスになっています(会社の説明のまま)。★部門の売上収益は部門間の消去前ではなく、そのまま足すと連結と一致します(4部門3兆3,986億29百万円+その他19億10百万円=3兆4,005億39百万円)。★利益は4部門を足すと5,233億26百万円ですが、会社の表の「合計」欄は5,233億27百万円です。これに「その他」2億53百万円と調整額406億84百万円を足すと5,642億63百万円で、連結の5,642億65百万円と2百万円合いません。いずれも会社が百万円未満を切り捨てているためです。★グローバルブランド事業が営業損失のため、部門ごとの利益構成比は出していません。
「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
地域別の売上
会社が有価証券報告書で開示した区分をそのまま用いており、当サイトで分類し直したものではありません。有価証券報告書のセグメント注記「地域別に関する情報」による。会社が開示している区分は日本・中国・その他海外の3つだけで、欧州や北米の内訳はここには載りません。★海外が2兆343億円で、連結の59.8%。中国だけを別に出しているのは、同社の非流動資産の開示区分(日本・米国・その他海外)とも違う切り方です。3区分を足すと3兆4,005億37百万円で連結と2百万円合いませんが、これは会社が百万円未満を切り捨てているためです。
★会社が億円単位で公表しているため、4区分を足すと部門の売上収益と89百万円合いません。事業利益は同じ区分でグレーターチャイナ899億円(前期比12.5%減)・韓国と東南アジア/インド/豪州1,169億円(同20.5%増)・欧州542億円(同23.7%増)・北米442億円(同35.1%増)でした。★上の地域別の表とは切り方が違います。上は連結全体を日本・中国・その他海外に分けたもの、ここは海外ユニクロ事業だけを会社の管理区分で分けたものです。
最新の決算
当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月ではなく、12か月(通期)の数値です。決算期が8月末のため、この期間は2025年9月から2026年8月にあたります。★通期の数値は、有価証券報告書の提出後に推移の表と図へ入ります(会社の提出予定日は2026年11月27日)。純利益は親会社の所有者に帰属する当期利益で、基本的1株当たり当期利益は1,768円08銭(前期1,411円44銭)。会社が「事業そのものの利益」と説明する事業利益(売上収益−売上原価−販管費)は7,184億円(前期比30.4%増)でした。売上総利益率は前期比1.4ポイント改善して55.2%、売上高販管費比率は同0.5ポイント改善して37.1%(決算説明会資料)。金融収益・費用はネットで593億円のプラスで、うち利息がネットで522億円のプラス、為替差益が71億円。★部門別の売上収益は国内ユニクロ1兆848億円(同5.7%増)・海外ユニクロ2兆4,111億円(同26.2%増)・ジーユー3,367億円(同1.8%増)・グローバルブランド1,285億円(同2.3%減)、部門の利益(営業利益)は国内ユニクロ1,966億円(同6.6%増)・海外ユニクロ4,481億円(同44.9%増)・ジーユー328億円(同7.8%増)・グローバルブランド44億円(前期は9億50百万円の営業損失)でした。★★海外ユニクロ事業の地域別の売上収益は、グレーターチャイナ7,240億円(同11.3%増)・韓国・東南アジア・インド・豪州8,094億円(同30.7%増)・北米3,649億円(同34.6%増)・欧州5,126億円(同38.7%増)でした。会社は、北米と欧州を合わせた売上規模が、グレーターチャイナと、韓国・東南アジア・インド・豪州地区を初めて上回ったとしています。★2026年7月9日に公表していた予想は、売上収益3兆9,700億円・営業利益7,300億円でした。
会社が公表している今期の見通し
会社が2026年10月8日に公表した数値です。★この見通しは2027年8月期(2026年9月〜2027年8月)のものです。上の推移の表と図の直近の通期は2025年8月期で、2026年8月期の実績は「最新の決算」の節にあります。純利益は親会社の所有者に帰属する当期利益です。売上高営業利益率は当サイトが上の2つの数値から計算したもので、会社の決算説明会資料も18.7%と記載しています。連結配当性向は決算短信に載っている会社の数値です(2026年8月期は48.1%、2025年8月期は35.4%)。会社は、実際の業績がこの数値と大きく異なることがありうる旨を資料に記載しています。
中長期の目標
上の目標と下の課題は、有価証券報告書(2025年11月28日提出)の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に書かれているものです。課題の並びと番号は会社の記載のとおりです。★会社は「欧州、北米のアパレルの市場規模120兆円規模のうち、私たちの市場シェアはその1%未満」「東南アジア・インド・豪州地区、グレーターチャイナでも数%以下」と述べ、LifeWearの価値観が浸透すれば10%を超える市場シェアを実現できると考えている、としています。これは目標として数値で掲げられたものではありません。
目標の言い回しは資料の表現をそのまま用いています。計画は見直されることがあります。会社が有価証券報告書(2025年11月28日提出)に記載した目標です。★売上収益10兆円については達成年が公表されていません。会社は資料に将来に関する記述の留保を記載しています。

出典

部門別・地域別の売上高、四半期決算、今期の見通し、中長期の目標は、次の資料から当サイトが書き写しました(2026年8月期 決算短信〔IFRS会計基準〕(連結)(2026-10-08 公表)/2026年8月期 業績 および 2027年8月期 業績予想(決算説明会資料)(2026-10-08 公表)/有価証券報告書(2025年8月期)(2025-11-28 公表)/グループ店舗一覧(同社サイト))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)と発行済株式数・従業員数は、金融庁EDINETに提出された有価証券報告書によります。米国企業の金額は1米ドル=158.73円(業界ページと同じ固定レート)、株価と時価総額は1米ドル=158.25円で円に直しています。

投資判断は自己責任で行ってください。

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数値は更新時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。

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