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電子部品Electronic Components

日本の顔ぶれ

アメリカの対応企業

アンフェノールAPH

Amphenol Corporation

コネクタ(接続部品)・センサ・アンテナ・ケーブルの会社で、光ファイバーのコネクタとケーブルも扱う。報告セグメントは3つで、コミュニケーション・ソリューションズが外部売上の52.2%・部門利益率30.8%。2025年12月期の売上高230億94百万ドルは前期比51.7%増、営業利益58億68百万ドル(25.4%)。2025年に5件の買収に約38億ドル、2026年1月にコムスコープの接続・ケーブル事業(光ファイバーの接続製品などが加わる)を約105億ドルで買収。設備投資は売上高の4.3%。最終市場ではITデータコム向けが約36%。10-Kは主な競合の1社にコーニングを挙げる。従業員約170,000人。2024年6月と2026年9月に1株→2株の株式分割。

  • 売上高3.7兆円
  • 純利益6,778億円
  • 時価総額33.3兆円
  • 株価85.32USD
  • 掲載企業内シェア59.6%
  • 決算期FY2025 · 米国基準
対応する日本企業
  • フジクラ
  • 村田製作所
  • TDK

コーニングGLW

Corning Incorporated

光ファイバー・光ケーブル・接続製品、ディスプレイ用ガラス基板、カバーガラス(ゴリラガラス)などの特殊材料、排ガス浄化用のセラミック、実験器具、多結晶シリコンの会社。2025年12月期の売上高156億29百万ドル(前期比19.1%増)・営業利益22億79百万ドル(14.6%)。部門の売上は会社の固定レート(1ドル=120円など)で換算しており、合計164億8百万ドルのうち光通信が38.2%(前期比34.7%増)、ディスプレイが22.5%。部門の利益は税を引いた後の部門の純利益。10-Kは光通信の主な競合にアンフェノールとフジクラ、ディスプレイ用ガラスの主な競合にAGCと日本電気硝子を挙げる。米国の顧客への売上が部門の売上高の合計の41.2%、日本は4.2%(6億82百万ドル)。2026年5月にエヌビディアへワラントを発行し、2030年末に年換算400億ドルとする社内計画を示した。従業員約67,200人。

  • 売上高2.5兆円
  • 純利益2,533億円
  • 時価総額20.8兆円
  • 株価152.83USD
  • 掲載企業内シェア40.4%
  • 決算期FY2025 · 米国基準
対応する日本企業
  • フジクラ
  • 村田製作所
  • TDK

カードの下にある「対応する日本企業」は、その米国企業と事業が重なる会社です。

規模の比較

日米の掲載企業の売上高の比較(円換算)アンフェノールFY2025 · 米国基準3.7兆円TDK2026年3月期 · IFRS2.5兆円コーニングFY2025 · 米国基準2.5兆円村田製作所2026年3月期 · IFRS1.8兆円フジクラ2026年3月期 · 日本基準1.2兆円

日本企業(オレンジ)と米国企業(青)を同じ物差しで並べています。

日米の構造の違い

5社のいちばん大きな製品 — 光ファイバーが2社で重なる

★★★これがこのページのいちばんの読みどころです。

(構成比はいずれも当サイトの計算。コーニングの部門の売上高は、会社が決めた固定レート(2025年は1米ドル=120円など)で換算した金額)

★★★コーニングとフジクラは、いちばん大きな製品が同じ光ファイバーです。残るアンフェノール・村田製作所・TDKは、コネクタ・コンデンサ・電池と全部違います。

★★いちばん大きな製品で分けると、5社は機器や設備を「つなぐ」部品の3社と、「電気をためる・整える」部品の2社になります。アンフェノールは電気・電子・光ファイバーのコネクタとケーブル、コーニングとフジクラは光ファイバーとケーブル・接続製品で、どれも機器や設備をつなぐ製品です。★村田製作所とTDKはコンデンサ・インダクタ・電池・電源が中心です(いずれも各社のセグメントの説明による)。

★★5社とも、データセンター向けの売上や需要を会社が挙げています。★アンフェノールはITデータコム向けが売上の約36%、コーニングは光通信のうちハイパースケールのデータセンターを含むエンタープライズ・ネットワーク向けが31億95百万ドル、フジクラは情報通信事業部門の伸びの理由にデータセンタ向けの需要、村田製作所は用途別でコンピュータ(データセンターを含む)が16.9%、TDKは2026年4〜6月期の増収の要因にAIデータセンター関連の需要を挙げています(いずれも会社の記載)。

光ファイバーでは、コーニングの10-Kがフジクラとアンフェノールを競合に挙げる

★★★コーニングの10-K(2025年12月期)は、光通信部門の主な競合として「Amphenol, Fujikura and their subsidiary America Fujikura Ltd., Sumitomo and Prysmian Group S.p.A.」を挙げています。当ページのアンフェノールとフジクラ(と米国子会社 America Fujikura Ltd.)が名指しされています。

★★アンフェノールの10-Kも、主な競合の一覧にコーニングを挙げています(フジクラ・村田製作所・TDKの名前はありません)。★★フジクラの有価証券報告書・決算短信・中期経営計画・統合報告書2026には、コーニングとアンフェノールの名前は出てきません。名指しは米国側からだけです。

(増減率と構成比は当サイトの計算)

★★同じ2026年4〜6月期は、コーニングの光通信部門が20億72百万ドル(約3,289億円)(前年同期比32%増)、フジクラの情報通信事業部門が2,644億円(83.9%増)でした(会社の記載)。

★★会社全体に占める比重は違います。光通信はコーニングの部門の売上高の合計の38.2%、情報通信事業部門はフジクラの外部顧客向け売上高の55.2%・部門の利益の80.9%です(当サイトの計算)。★★★部門の利益は並べられません。コーニングの部門の利益は一律21%の税を引いた後の「部門の純利益」、フジクラは営業利益ベースで、段階が違うためです。★決算期もコーニングが12月末、フジクラが3月末で、3か月ずれています。

コネクタとセンサでも、一部が重なる

★★コネクタは、アンフェノールの主力です。フジクラもエレクトロニクス事業部門(外部顧客向け売上高の14.6%)で「各種コネクタ」を作っています(有価証券報告書の「事業の内容」・構成比は当サイトの計算)。★村田製作所とTDKは、有価証券報告書の「事業の内容」にコネクタを挙げていません。

★★★センサは、アンフェノールのインターコネクト・アンド・センサー・システムズ部門が、力・圧力・温度・位置・振動・ガスと湿度・液面のセンサを扱います(会社の記載)。

(構成比と利益率は当サイトの計算)

★★センサを報告セグメントの単位で開示しているのは、当ページの日本企業ではTDKだけです。★村田製作所のセンサはデバイス・モジュール部門の一部で、金額は製品区分「機能デバイス」としてしか出ません。★フジクラは有価証券報告書の研究開発活動で、エレクトロニクス事業部門のセンサの開発を挙げていますが、売上の金額は出していません。

★★★村田製作所とTDKは、米国2社と製品がほとんど重なりません。重なるのはアンフェノールとのセンサだけで、どちらも売上の1割以下です。★★コーニングの10-Kに、村田製作所とTDKの名前は出てきません。

売上高営業利益率は25.4%から10.9%まで

★★★アンフェノール25.4%、フジクラ16.0%、村田製作所15.4%、コーニング14.6%、TDK10.9%(いずれも当サイトの計算)。

★★部門まで下りると、いちばん高い部門と低い部門がはっきりします。

(いずれも当サイトの計算・分母は部門間の取引を含む売上高)

★★★コーニングの部門の利益率(光通信16.7%・ディスプレイ26.9%など)は、一律21%の税を引いた後の「部門の純利益」を部門の売上高で割ったもので、上の4社の営業利益ベースの値とは並べられません(当サイトの計算)。

★★アンフェノールは部門の営業費用を外部売上から差し引いて部門の利益を出しているので、会社自身の計算(外部売上が分母)では31.1%・26.2%・19.5%と、上の値より0.2〜0.3ポイント高く出ます。

★当サイトは差の理由を書きません。各社とも、他社との差を数値で説明していないためです。

同じ製品の部門どうしで並べられるのは2組

★★★村田製作所のコンポーネント(コンデンサ・インダクタ・EMI除去フィルタ)とTDKの受動部品(コンデンサ・インダクティブデバイス・高周波部品など)は、同じ種類の製品を扱う部門です。

(利益率は当サイトの計算・分母は部門間の取引を含む売上高)

★★★利益率に3.8倍、売上に1.96倍の開きがあります(いずれも当サイトの計算)。どちらも日本の電子部品会社で、決算期も会計基準(IFRS)も同じです。★当サイトは理由を書きません。2社とも数値で分解していないためです。

★★★コーニングの光通信部門とフジクラの情報通信事業部門も、同じ種類の製品(光ファイバー・光ケーブル・光の接続製品)を扱います。ただし並べられるのは売上と伸びまでです。★★コーニングの光通信部門は62億74百万ドル(約9,959億円)(2025年12月期・34.7%増)、フジクラの情報通信事業部門は6,531億72百万円(2026年3月期・44.7%増)です(増減率は当サイトの計算)。★部門の利益の段階が違い(コーニングは税引き後、フジクラは営業利益ベース)、決算期も3か月ずれています。

★★米国側にコンデンサや二次電池を主力にする会社は、当サイトには載っていません。

設備投資の比率は3.4%から13.5%まで。アンフェノールは買収で大きくなる

★★★アンフェノールの2025年12月期の売上高は51.7%増でした。会社は、2025年1月31日に完了したアンドリューを含む5件の買収に約38億ドルを投じたことと、ITデータコム向けの伸びを挙げています。★★★2026年1月9日には、コムスコープの接続・ケーブル事業を約105億ドルで買収しました(会社は「同社史上最大」と記載)。★★一方で設備投資は9億97百万ドルで、売上高の4.3%です(当サイトの計算)。会社は「歴史的に売上高の3〜4%の範囲」と記載しています。

★★ほかの4社の設備投資の比率は次のとおりです。

(比率は当サイトの計算)

★★光ファイバーの2社は、米国での増産を示しています。フジクラは2025年10月28日に米国商務省と枠組み合意書を結び、米国のAIインフラ強化における光ファイバケーブルの供給者に選ばれたと記載しています。★コーニングは2026年5月6日にエヌビディアとの複数年の提携を発表し、米国の光接続の生産能力を10倍、光ファイバーの生産能力を50%超増やし、ノースカロライナ州とテキサス州に新しい工場を3つ建てるとしています(会社の記載)。

★★村田製作所の2026年3月期の売上収益は5.0%増、TDKは13.6%増で、どちらも大型の買収はありません。

★★★当サイトは、どの伸び方が良いとは書きません。

規模は、売上高も営業利益もアンフェノールが最も大きい

★売上高をページ下部のレートで円に直して並べます(当サイトの計算)。

★★★アンフェノールは村田製作所の2.00倍、TDKの1.46倍、フジクラの3.10倍です。★★TDKとコーニングは近く、TDKがコーニングの1.01倍です(いずれも当サイトの計算)。

★★★営業利益で並べると差が開きます。アンフェノールの58億68百万ドルは約9,316億円、コーニングの22億79百万ドルは約3,617億円で、日本側は村田製作所2,818億35百万円・TDK2,724億15百万円・フジクラ1,887億7百万円です。★★アンフェノールの営業利益は、村田製作所に対して3.31倍、TDKに対して3.42倍、フジクラに対して4.94倍です(いずれも当サイトの計算)。

★★従業員はアンフェノール約170,000人、TDK106,545人、村田製作所74,302人、コーニング約67,200人、フジクラ50,586人です。★★1人当たりの売上高は、コーニングの約3,692万円が5社で最も大きく、アンフェノール約2,156万円・村田製作所2,464万円・TDK2,351万円・フジクラ2,337万円です(ページ下部のレートで換算・当サイトの計算)。★人数の数え方は会社ごとに違います(フジクラは臨時の従業員を含まず、コーニングは常勤と非常勤の合計)。

★★★当サイトは、この数字から人員配置の良し悪しを述べません。作っているものが違う5社を、同じ割り算で並べているだけです。

米国向けが大きいフジクラ・コーニング、中国向けが大きいTDK・村田製作所

★★★地域別(顧客の所在地または出荷先)を並べると、米国向けが大きい会社と中国向けが大きい会社に分かれます。

(比率は当サイトの計算)

★★米国の2社は、本国の米国がアンフェノール34.6%・コーニング41.2%で、コーニングは米国以外の売上が売上高の57%と記載しています。★★日本側の3社は、本国の日本が村田製作所7.3%・TDK7.3%・フジクラ20.4%で、海外売上比率は92.7%・92.7%・79.6%です(当サイトの計算)。

★★フジクラは米国の顧客への売上(5,222億円)が、日本(2,414億25百万円)の2倍を超えます。情報通信事業部門では外部顧客向けの70.0%が北米で、会社は米国子会社 AFL Telecommunications LLC の売上高(3,553億83百万円)が連結売上高の10%を超えると記載しています。

★★顧客の集中も会社ごとに違います。TDKは連結売上高の10%を超える顧客グループが1つあり、4,664億5百万円(連結の18.6%)で主にエナジー応用製品と記載しています(顧客名は開示されていません)。★★コーニングは、光通信の上位2社の顧客で部門の売上高の28%、ディスプレイの上位3社で59%と記載しています(固定レートで調整しない額)。★アンフェノール・村田製作所・フジクラは、売上の10%以上を占める顧客はないと記載しています。

★アンフェノールは「従業員の約90%を米国外で雇用」「長期性資産の約37%が中国にある」とも記載しています。

5社のうち4社が、2023年10月以降に株式分割を行っている

★★★アンフェノールは2024年6月11日と2026年9月2日に1株→2株、村田製作所は2023年10月1日に1株→3株、TDKは2024年10月1日に1株→5株(2021年10月1日にも1株→3株)、フジクラは2026年4月1日に1株→6株の株式分割を行いました(いずれも一次資料で確認)。★コーニングは、当ページが載せている5期とも株式分割がありません。

★★★日本側の村田製作所とTDKは、推移の表で1株当たり配当額が大きく下がって見えます。

★★★どちらも減配ではありません。有価証券報告書は分割があっても1株当たり配当額を分割前のまま載せるためです。分割後の株数にそろえると、村田製作所は50円→52円→57円→65円、TDKは約16円→21円→23円→30円→36円にあたります(当サイトの計算)。

★★フジクラは、推移の表の1株当たり利益が5期とも分割後の基準です(会社が2022年3月期の期首に分割したと仮定して算定し直したもの)。有価証券報告書の1株当たり配当額は分割前の金額で(2026年3月期は225円)、会社は分割後の株数に直すと37.5円にあたると決算短信に記載しています。

★★アンフェノールは2026年9月の分割の直前に5期の数値が提出されているため、5期の1株当たり利益と配当は分割前の基準です。分割後の四半期配当は0.125ドル(分割前0.25ドル)と会社は記載しています。

直近の四半期と、通期の見通し

★同じ2026年4〜6月期を、5社とも公表しています。

★★★5社とも増収増益で、5社ともデータセンターや生成AI向けの需要を挙げています。

★★通期の業績予想を公表しているのは日本側の3社だけです。

★★★米国の2社は通期の見通しを公表せず、次の四半期(2026年7〜9月期)だけを示しています。アンフェノールは売上高93億〜94億ドルと非GAAPの1株当たり利益1.40〜1.42ドル(2026年9月の株式分割の前の基準)、コーニングはコア売上高49億〜50億ドルとコアの1株当たり利益0.85〜0.89ドル(どちらも非GAAP)です。★★この違いは制度によるもので、当サイトはどちらが良いとは書きません。

よくある質問

村田製作所・TDK・フジクラのアメリカ版はどこですか?

フジクラはコーニング(GLW)と光ファイバーで事業が重なります。村田製作所とTDKには、正面から重なる米国企業が当サイトにありません。★★★コーニングの10-Kは、光通信部門の主な競合にフジクラと米国子会社 America Fujikura Ltd. を名指ししています。光ファイバー・光ケーブル・光の接続製品が、コーニングでは部門の売上高の合計の38.2%、フジクラでは外部顧客向け売上高の55.2%を占めます(当サイトの計算)。★★アンフェノール(APH)とフジクラは、光ファイバーの接続製品とコネクタで重なります(コーニングの10-Kは、アンフェノールも光通信の主な競合に挙げています)。★★村田製作所(コンデンサが売上収益の51.1%)とTDK(電池を中心とするエナジー応用製品が売上高の54.7%)は、米国2社と製品がほとんど重なりません。重なるのはアンフェノールとのセンサだけで、TDKのセンサ応用製品は売上高の9.0%です(当サイトの計算)。★コンデンサや二次電池を主力にする米国の会社は、当サイトには載っていません。★★それでも5社とも、データセンター・スマートフォン・自動車に使われる部品や材料を納めています。

コーニングとフジクラは、どこで重なりますか?

光ファイバー・光ケーブル・光の接続製品です。★★★コーニングの10-K(2025年12月期)は、光通信部門の主な競合として「Amphenol, Fujikura and their subsidiary America Fujikura Ltd., Sumitomo and Prysmian Group S.p.A.」を挙げています。フジクラの資料にコーニングの名前は出てこないので、名指しはコーニングの側からだけです。★★会社全体ではコーニングがフジクラの2.10倍の規模です(売上高・ページ下部のレートで換算・当サイトの計算)。★★光ファイバーの部門どうしでは、コーニングの光通信部門が62億74百万ドル(約9,959億円)(2025年12月期)、フジクラの情報通信事業部門が6,531億72百万円(2026年3月期)です。★★どちらもデータセンター向けで伸びています。コーニングの光通信部門は34.7%増え、うちハイパースケールのデータセンターを含むエンタープライズ・ネットワーク向けは61.4%増の31億95百万ドルでした。フジクラの情報通信事業部門は44.7%増え、会社は生成AIの普及・拡大を背景としたデータセンタ向けの需要を挙げています(増減率は当サイトの計算)。★★2026年4〜6月期は、コーニングの光通信部門が32%増、フジクラの情報通信事業部門が83.9%増でした(会社の記載)。★★米国向けの割合も近く、コーニングは米国が41.2%(部門の売上高の合計に対する割合)、フジクラは米国の顧客が44.2%です(当サイトの計算)。★★★部門の利益は並べられません。コーニングの部門の利益は一律21%の税を引いた後の「部門の純利益」、フジクラは営業利益ベースです。★決算期はコーニングが12月末、フジクラが3月末で、3か月ずれています。

コーニングとフジクラは、なぜ電子部品のページにあるのですか?

光ファイバーの接続製品で、当ページのアンフェノールと同じ市場にいるためです。★★★コーニングの10-Kは光通信部門の主な競合にアンフェノールとフジクラを挙げ、アンフェノールの10-Kも主な競合の一覧にコーニングを挙げています。★★ただし2社とも、電子部品だけの会社ではありません。コーニングは光通信(部門の売上高の合計の38.2%)のほかに、ディスプレイ用ガラス基板(22.5%)、ゴリラガラスなどの特殊材料(13.5%)、排ガス浄化用のセラミックなどの自動車(10.9%)、多結晶シリコンを作るヘムロックと新規事業(8.9%)、実験器具のライフサイエンス(5.9%)を持ちます。★フジクラは情報通信(外部顧客向け売上高の55.2%)のほかに、自動車用ワイヤハーネスの自動車(15.2%)、FPCやコネクタのエレクトロニクス(14.6%)、電力ケーブルのエネルギー(13.3%)、不動産(0.9%)を持ちます(構成比はいずれも当サイトの計算)。★★コーニングの10-Kは、ディスプレイ用ガラスの主な競合にAGCと日本電気硝子、自動車の主な競合に日本ガイシ・イビデン・AGCを挙げていますが、この4社は当サイトに載っていません。

村田製作所・TDKと米国2社の製品が重ならないのはなぜですか?

「電子部品」が広い言葉だからです。★★アンフェノールは電気・電子・光ファイバーのコネクタと接続システム、アンテナ、センサ、ケーブルの会社で、会社は10-Kで「コネクタ・ケーブル組立品・アンテナ・ケーブル・センサ関連製品の世界市場は2025年に約5,000億ドル」と記載しています。★★コーニングは光ファイバー・光ケーブル・接続製品と、ディスプレイ用ガラス基板・カバーガラス・排ガス浄化用のセラミックなどの会社です。★★村田製作所は積層セラミックコンデンサ、インダクタ、EMI除去フィルタ、高周波モジュール、リチウムイオン二次電池、センサの会社で、コンデンサが売上収益の51.1%です。★★TDKはリチウムイオン二次電池と電源(エナジー応用製品)、コンデンサやインダクティブデバイス(受動部品)、センサ、HDD用ヘッドとマグネット(磁気応用製品)の会社で、エナジー応用製品が売上高の54.7%です(構成比は当サイトの計算)。★★★電子機器の中で「つなぐ」部品を作る会社(アンフェノール・コーニング・フジクラ)と、「電気をためる・整える」部品を作る会社(村田製作所・TDK)に分かれます。★同じ機器に入る部品や材料なので使われる先は重なりますが、取り合う製品はほとんど重なりません。

利益率の違いはどこから来ますか?

当サイトは理由を書いていません。各社とも、他社との差を数値で説明していないためです。★事実として、売上高営業利益率はアンフェノール25.4%・フジクラ16.0%・村田製作所15.4%・コーニング14.6%・TDK10.9%です(いずれも当サイトの計算)。★★部門で見ると、アンフェノールは3部門とも19.3%以上、フジクラは情報通信23.4%に対して自動車3.8%・エレクトロニクス4.4%、村田製作所はコンポーネント26.8%に対してデバイス・モジュールが営業損失(のれんの減損488億98百万円を含む)、TDKはエナジー応用製品18.0%に対して受動部品7.0%です。★★★同じ種類の製品を扱う部門どうしで利益率まで比べられるのは、村田製作所のコンポーネント(26.8%)とTDKの受動部品(7.0%)で、3.8倍の開きがあります(当サイトの計算)。★★コーニングの部門の利益は一律21%の税を引いた後の「部門の純利益」なので、同じ光ファイバーを扱うコーニングの光通信部門とフジクラの情報通信事業部門も、利益率では並べられません。★★部門の利益率は、アンフェノール・村田製作所・TDK・フジクラとも部門間の取引を含む売上高を分母にしています(アンフェノールの会社自身の計算は外部売上が分母で、0.2〜0.3ポイント高く出ます)。★当サイトは良し悪しを述べません。

規模はどれくらい違いますか?

売上高も営業利益もアンフェノールが最も大きく、売上高ではTDKとコーニングが近い規模です。★ページ下部のレートで円に直すと、売上高はアンフェノール約3兆6,659億円、TDK2兆5,048億20百万円、コーニング約2兆4,808億円、村田製作所1兆8,308億56百万円、フジクラ1兆1,823億58百万円です(当サイトの計算)。★★アンフェノールは村田製作所の2.00倍、TDKの1.46倍、フジクラの3.10倍で、TDKはコーニングの1.01倍、コーニングはフジクラの2.10倍です。★★★営業利益では差が開きます。アンフェノールの58億68百万ドルは約9,316億円、コーニングの22億79百万ドルは約3,617億円で、日本側は村田製作所2,818億35百万円・TDK2,724億15百万円・フジクラ1,887億7百万円です(当サイトの計算)。★★1人当たりの売上高は、コーニングの約3,692万円が5社で最も大きく、アンフェノール約2,156万円・村田製作所2,464万円・TDK2,351万円・フジクラ2,337万円です(当サイトの計算)。★★アンフェノールの売上高は2025年12月期だけで51.7%増えました。会社は5件の買収(約38億ドル)とITデータコム向けの伸びを挙げています。★株価と時価総額はページ下部の更新日時点の値をご覧ください。

アンフェノールが買収した会社は何ですか?

2025年に5件、2026年1月に1件です。★★2025年1月31日に、旧コムスコープ(現Vistance Networks)から屋外無線ネットワーク事業と分散アンテナシステム事業(あわせて「アンドリュー」)を買収しました。会社は2025年の5件の買収に約38億ドルを投じたと記載しています(2024年は2件・約22億ドル)。★★★2026年1月9日には、同じ会社の接続・ケーブル事業(コムスコープ)を約105億ドルで買収し、会社は「これまでで最大の買収」と10-Kに記載しています。★★会社は、コムスコープの事業で「ITデータコムと通信ネットワーク市場向けの光ファイバーの接続製品」が大きく加わると記載しています。光ファイバーの接続製品は、当ページのコーニングとフジクラも作っています。★2026年4〜6月期にはEl.Com(イタリア・年商約1億50百万ドル)とWilder Technologies(米国・年商約15百万ドル)を買収しました(会社の記載)。★★会社はコムスコープの2026年の通年の売上を46億ドルと見込むと記載しています。★★★当サイトは、買収の成否や統合後の数値について何も書きません。★★当ページの村田製作所とTDKに、この期間の大型買収はありません。

米国での売上はどれくらいですか?

米国の顧客への売上の割合は、フジクラ44.2%・コーニング41.2%・アンフェノール34.6%・村田製作所13.9%で、TDKは米州が5.8%です(いずれも当サイトの計算。コーニングは固定レートで換算した部門の売上高の合計に対する割合)。★★フジクラの米国は5,222億円で、前期の4,642億84百万円から12.5%増え、日本(2,414億25百万円)の2倍を超えます。情報通信事業部門では外部顧客向けの70.0%が北米で、会社は米国子会社 AFL Telecommunications LLC の売上高(3,553億83百万円)が連結売上高の10%を超えると記載しています。★フジクラの米国子会社 America Fujikura Ltd. は米国税関・国境警備局から原産国の判断の相違に基づく追加関税の是正措置を受け、会社は関税引当金136億24百万円を計上しています(有価証券報告書)。★★コーニングの米国は51億72百万ドルから67億60百万ドルへ30.7%増えました。会社は米国以外の売上が売上高の57%と記載しています。★★アンフェノールは米国が79億87百万ドルで、従業員約170,000人のうち米国は約15,000人と記載しています。★★光ファイバーの2社は米国での増産を示しています。フジクラは日米で合計最大3,000億円の増産投資の方針のうち、米国で最大2,600億円を検討しています。コーニングはエヌビディアとの提携で、米国の光接続の生産能力を10倍、光ファイバーの生産能力を50%超増やすとしています(いずれも会社の記載)。★当サイトは、計画が実現するかどうかを書きません。

通期の見通しはどこが公表していますか?

日本側の3社です。★★★村田製作所は2026年7月31日に2027年3月期の予想を上方修正し、売上収益2兆1,100億円(15.2%増)・営業利益4,300億円(52.6%増)・親会社の所有者に帰属する当期利益3,380億円(44.5%増)としています。会社は「データセンター関連需要のさらなる高まりや円安の進行」を理由に挙げています。★★TDKは売上高2兆5,800億円(3.0%増)・営業利益2,950億円(8.3%増)・親会社の所有者に帰属する当期利益2,250億円(15.0%増)で、2026年4月28日の予想を「変更なく」としています。★★★フジクラは売上高1兆7,550億円(48.4%増)・営業利益4,320億円(128.9%増)・親会社株主に帰属する当期純利益3,260億円(107.4%増)で、5月14日の予想(売上高1兆2,430億円・営業利益2,110億円)を6月18日と8月7日の2回引き上げました。会社はデータセンタ向けの需要の拡大による光コンポーネント製品の伸長などを挙げています。★8月7日の予想は、同社が5月19日に公表した2028年中期経営計画の最終年度(2029年3月期)の目標(売上高1兆6,000億円・営業利益3,150億円)を上回っています。★★★米国の2社は通期の見通しを公表せず、次の四半期(2026年7〜9月期)だけを示しています。アンフェノールは売上高93億〜94億ドル(前年同期比50〜52%増)と非GAAPの希薄化後1株当たり利益1.40〜1.42ドル(2026年9月の株式分割の前の基準)、コーニングはコア売上高49億〜50億ドル(約16%増)とコアの1株当たり利益0.85〜0.89ドル(約28%増。どちらも非GAAP)です。★コーニングは別に、年換算の売上高を2030年末に400億ドルにする社内計画(スプリングボード計画)を2026年5月6日に示しています。★★この違いは制度によるもので、当サイトはどちらが良いとは書きません。★★★当サイトは会社が示した見通しをそのまま載せているだけで、達成されるかどうかについての判断は述べません。

数値はいつ時点のものですか?

決算数値は各社の直近の年次報告書(米国は10-K、日本は有価証券報告書)によります。★アンフェノールとコーニングの決算期は12月末、日本側の3社は3月末です。★コーニングの10-Kは2026年2月12日、アンフェノールの10-Kは2月11日にSECへ提出されたものです。★日本側の有価証券報告書は、TDKが2026年6月17日、フジクラが6月23日、村田製作所が6月24日に金融庁EDINETへ提出したものです。★直近の四半期は、アンフェノールが2026年7月31日に提出した四半期報告書(Form 10-Q)と7月29日の決算発表、コーニングが7月29日提出のForm 10-Qと7月28日の決算発表、村田製作所とTDKが2026年7月31日、フジクラが8月7日に公表した第1四半期決算短信によります。★アンフェノールの株式分割は2026年9月4日提出のForm 8-Kによります。★コーニングの部門の売上高と地域別は、会社が決めた固定レート(2025年は1米ドル=120円など)で換算した金額で、ページ下部の円換算のレートとは別のものです。米ドルはページ下部に記載のレートで円換算しています。株価と時価総額はページ下部の更新日時点の値です。

注記(2件)
アメリカの対応企業
日米それぞれの開示資料(年次報告書・有価証券報告書)でセグメントを突き合わせ、重なりを確認できたものだけを載せています。どこがどう重なるかは下の「日米の構造の違い」で説明しています。
取扱銘柄一覧の日付は、SBI証券 2026年8月19日更新 公式・DMM 株 日付の記載なし 公式・松井証券 2026年10月7日更新 公式・三菱UFJ eスマート証券 日付の記載なし 公式。
規模の比較
米ドルはページ下部のレートで円換算しました。会計基準が異なるため、売上高の範囲は完全には一致しません(各社の基準を併記しています)。上のカードの「掲載企業内シェア」は、掲載した米国企業2社の売上高合計に占める割合です。世界市場でのシェアではありません。

出典

売上高・純利益は各社の直近の通年決算(米国企業 FY2025/日本企業 2026年3月期)によります。出典は米国SEC(証券取引委員会)の年次報告書(10-K)、金融庁EDINETの有価証券報告書、株価はYahoo Finance。金額の円換算は1米ドル = 158.73円、株価と時価総額は1米ドル = 158.25円。

投資判断は自己責任で行ってください。

当サイトは特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。

数値は更新時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。

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