バークシャー・ハサウェイ
基本情報
バークシャー・ハサウェイBRK-BNYSE
BERKSHIRE HATHAWAY INC
保険を中核に、鉄道(BNSF)・電力(BHE)・製造・小売を持つ。保険料収入は収益の23.9%で、保険以外の商品・サービスの売上が53.7%。
売上高は59.0兆円で、東京海上ホールディングス(8.9兆円)の約6.6倍。従業員は約387,800人。
- 時価総額173.1兆円
- 売上高59.0兆円
- 営業利益—
- 純利益10.6兆円
- 株価511.05USD
- PER16.5倍
- PBR1.52倍
- ROE9.8%
株価
月末の終値です。2021年11月から2026年09月まで。株式分割は反映済みで、配当は含みません。出典はYahoo Finance。
売上高と利益の推移
財務ハイライト(過去5期)
当社株主に帰属する当期純利益・ROE
総資産・純資産・株主資本比率
キャッシュ・フロー
1株当たり当期純利益(EPS)
| 決算期 | 売上高 | 前期比 | 純利益 | 純利益率 |
|---|---|---|---|---|
| FY20252025-12-31期末 | 589,597億円 | +0.0% | 106,299億円 | 18.0% |
| FY20242024-12-31期末 | 589,579億円 | +1.9% | 141,263億円 | 24.0% |
| FY20232023-12-31期末 | 578,546億円 | +20.7% | 152,736億円 | 26.4% |
| FY20222022-12-31期末 | 479,399億円 | +9.4% | ▲36,126億円 | ▲7.5% |
| FY20212021-12-31期末 | 438,391億円 | — | 142,758億円 | 32.6% |
直近5期の通年決算です。
事業の概要
GEICO(保険の引受)
米国の個人向け自動車保険を、主にインターネットや電話で直接販売する。既経過保険料に対して保険金・損害調査費が72.3%、引受費用が12.4%(会社の表)
利益構成比13.2%10,832億円・利益率15.3%
- 個人向け自動車保険
- 二輪車・キャンピングカー・ボートの保険
- 商用車の保険
バークシャー・ハサウェイ・プライマリーグループ(保険の引受)
企業向けを中心とする損害保険を、個別に運営される複数の保険会社(BHSI・MedPro・GUARD など)で引き受ける。既経過保険料に対して保険金・損害調査費が66.9%、引受費用が28.9%(会社の表)
利益構成比1.5%1,246億円・利益率4.2%
- 医療従事者の賠償責任保険
- 労災補償保険
- 企業向け自動車保険
- 財産保険
バークシャー・ハサウェイ・リインシュアランスグループ(保険の引受)
世界の保険会社・再保険会社から、損害保険と生命・医療のリスクを再保険として引き受ける。部門の利益には、近年は新しい契約を引き受けていない遡及再保険の△10億70百万ドルと定期支払年金の△7億11百万ドルが入る(会社の表)
利益構成比3.6%2,938億円・利益率7.2%
- 損害保険の再保険
- 生命・医療の再保険
保険の投資収益
保険の部門が持つ米国短期国債・株式などから得る利息と配当。会社は引受の成績を投資収益と切り離して評価しており、保険の部門の中で別に示している。株式の値上がり・値下がり(投資損益)は含まない
利益構成比29.5%24,224億円・利益率99.7%
- 米国短期国債などの利息
- 保有株式の配当
BNSF(鉄道)
米国28州とカナダの3州で、3万2,500マイルを超える路線を運行する貨物鉄道。部門の利益は支払利息10億98百万ドルを差し引いた後の金額
利益構成比13.9%11,389億円・利益率30.5%
- 消費財(コンテナ輸送・自動車)
- 工業製品
- 農産物・エネルギー
- 石炭
バークシャー・ハサウェイ・エナジー(BHE)
料金が規制を受ける米国の電力・ガス会社(パシフィコープ、ミッドアメリカン・エナジー、NVエナジー)、天然ガスのパイプライン、英国の配電、住宅の不動産仲介などを持つ。会社は風力発電の税額控除が大きいため、この部門では法人税も考慮すると説明している
利益構成比4.5%3,717億円・利益率8.9%
- 米国の電力・ガス
- 天然ガスのパイプライン
- 英国の配電・カナダの送電
- 住宅の不動産仲介
製造
産業用製品373億1百万ドル・建設資材267億64百万ドル・消費財144億22百万ドルの3グループ(売上高・会社の表)。航空機向けの金属部品、特殊化学品、住宅、塗料、電池などを作る
利益構成比24.3%19,954億円・利益率16.0%
- 航空機・発電向けの金属部品(プレシジョン・キャストパーツ)
- 特殊化学品(ルーブリゾール)
- 住宅(クレイトン・ホームズ)
- 塗料(ベンジャミン・ムーア)
- 電池(デュラセル)
サービスと小売
サービス229億82百万ドルと小売196億65百万ドルの合計(売上高・会社の表)。航空機の共同所有、電子部品の卸、自動車販売店、家具店などを持つ。マクレーンとパイロットは含まない
利益構成比7.8%6,411億円・利益率9.5%
- 航空機の共同所有(ネットジェッツ)
- 電子部品の卸(TTI)
- 自動車販売店
- 家具・家電の小売
マクレーン
小売店・コンビニエンスストア・飲食店に食品と日用品を届ける卸売で、酒類の卸も営む。会社は小売店向けと飲食店向けの事業について「売上の量が非常に大きく、利益率が低い」と記載している
利益構成比1.3%1,073億円・利益率1.3%
- 小売店・コンビニエンスストア向けの卸
- 飲食店向けの卸
- 酒類の卸
パイロット
米国とカナダで、主に Pilot と Flying J の名前でトラベルセンター(燃料・売店・食事)を運営し、燃料の卸売も営む。2025年12月期の燃料の販売量は約109億ガロン
利益構成比0.4%302億円・利益率0.5%
- トラベルセンター(Pilot・Flying J)
- 燃料の卸売
- 電気自動車の充電
注目ポイント
- ★★★税引後の利益を8つに分けて開示している会社は当期純利益を、税引後・非支配持分控除後で8つに分けて示しています(2025年12月期)。★投資損益307億37百万ドル★製造・サービス・小売136億47百万ドル★保険の投資収益125億13百万ドル★保険の引き受け72億58百万ドル★BNSF(鉄道)54億76百万ドル★バークシャー・ハサウェイ・エナジー39億79百万ドル★その他16億13百万ドル★★クラフト・ハインツとオキシデンタルの減損△82億55百万ドル。合計が669億68百万ドルです。★★★投資損益を除いた合計は362億31百万ドルで、当期純利益の54.1%です(当サイトの計算)。★保険の引き受けは前期の90億20百万ドルから72億58百万ドルへ減りました。会社は「3つの引き受けグループのいずれも利益が減った」「大規模な自然災害による税引後の損失は2025年におよそ8億50百万ドル、2024年に12億ドル、2023年に7億25百万ドル」と記載しています。★★この8区分は税引後で、部門の表(10-KのNote 26の税引前利益)とは区切り方も違います。製造・サービス・小売は1つにまとめられてマクレーンとパイロットを含み、買収に伴う一部の償却は「その他」に入ります。
- ★★★当期純利益が期ごとに大きく振れる★★★899億37百万ドル(2021年12月期)→△227億59百万ドル(2022年12月期)→962億23百万→889億95百万→669億68百万ドル(2025年12月期)です。★★2022年12月期は赤字でした。★★★理由は、保有する株式の値上がり・値下がりが当期純利益に入るためです。株を売っていなくても、時価が動けば利益が動きます。★★会社自身が10-Kで「投資損益の額は期ごとに大きく変動し、当社の事業成績を評価するうえで一般に意味を持たない」と説明しています。★2025年12月期の税引後の投資損益は307億37百万ドルで、当期純利益の45.9%にあたります(当サイトの計算)。★★一方で売上高は2,761億85百万ドルから3,714億44百万ドルへ34.5%増と、素直に増えています(当サイトの計算)。★★★当サイトはGAAPの数値をそのまま載せる方針なので、推移の図も振れたままです。振れる理由をここに書いています。
- ★★★保険会社であり、鉄道と電力と製造の会社でもある★保険料収入は889億2百万ドルで、収益の23.9%にとどまります(当サイトの計算)。★★収益でいちばん大きいのは、保険以外の商品・サービスの売上1,995億24百万ドル(53.7%)です。★★会社は10-Kで事業をこう説明しています。保険(GEICO・バークシャー・ハサウェイ・プライマリーグループ・バークシャー・ハサウェイ・リインシュアランスグループ)、鉄道(BNSFレイルウェイ)、公益・エネルギー(パシフィコープ、ミッドアメリカン・エナジー、NVエナジーなど)、製造(プレシジョン・キャストパーツなど)、サービスと小売(ネットジェッツ、マクレーン、パイロット、バークシャー・ハサウェイ・オートモーティブなど)。★★従業員も分かれています。全体で約387,800人のうち、製造 約175,600人・保険 約42,600人・BNSFレイルウェイ 約35,000人・サービス(マクレーンを除く) 約31,200人・パイロット 約29,300人・小売(パイロットを除く) 約25,400人・マクレーン 約24,900人・BHE 約24,000人です。★★★日本側3社(東京海上ホールディングス・SOMPOホールディングス・第一ライフグループ)は、いずれも保険と資産運用が事業の柱で、鉄道や電力や製造を持ちません。
- ★★A株とB株の2種類がある★★★当サイトが載せているのはB株(ティッカー BRK-B)です。★会社は10-Kに「B株換算の1株当たり利益は、A株換算の1,500分の1」と注記しています。A株1株はB株1,500株に相当します。★2025年12月期の1株当たり利益は、A株換算で46,563ドル、B株換算で31.04ドルです。★★2026年7月29日時点の発行済株式数はA株488,450株・B株1,408,035,161株で、B株に換算すると2,140,710,161株になります(当サイトの計算)。★★★当サイトの時価総額は、このB株換算の株式数で計算しています。SECのXBRLに入っている株式数は2011年で止まっているため、10-Qの表紙から書き写しました。★★1株あたり利益もSECのXBRLから取得できないため、10-Kの損益計算書から5期ぶんを手で書き写しています。★配当は出していません。
部門ごとの売上と利益
2025年12月期10-Kの Note 26 — Business segment data より
| 部門 | 売上高 | 部門の利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| GEICO(保険の引受) | 70,605億円 | 10,832億円 | 15.3% |
| バークシャー・ハサウェイ・プライマリーグループ(保険の引受) | 29,703億円 | 1,246億円 | 4.2% |
| バークシャー・ハサウェイ・リインシュアランスグループ(保険の引受) | 40,807億円 | 2,938億円 | 7.2% |
| 保険の投資収益 | 24,302億円 | 24,224億円 | 99.7% |
| BNSF(鉄道) | 37,354億円 | 11,389億円 | 30.5% |
| バークシャー・ハサウェイ・エナジー(BHE) | 41,741億円 | 3,717億円 | 8.9% |
| 製造 | 124,583億円 | 19,954億円 | 16.0% |
| サービスと小売 | 67,694億円 | 6,411億円 | 9.5% |
| マクレーン | 80,950億円 | 1,073億円 | 1.3% |
| パイロット | 66,981億円 | 302億円 | 0.5% |
| 事業の合計(Total operating businesses) | 584,721億円 | 82,086億円 | — |
★★★部門の利益は税引前利益(Earnings before income taxes)です。
収益の内訳
収益の内訳2025年12月期
- 商品・サービスの売上(保険以外)
- 保険料収入
- 鉄道の輸送収入(BNSF)
- 利息・配当その他の投資収益
- 公益・エネルギーの営業収益(BHE)
- リース収入
- サービス収入その他(鉄道・公益の部門)
★★★保険会社という呼び方だけでは形が見えません。
最新の決算
2026年4〜6月期(2026年12月期 第2四半期)2026-08-10 公表
| 項目 | 2026年4〜6月期(2026年12月期 第2四半期) | 2025年4〜6月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 161,601億円 | 146,850億円 | +10.0% |
| 純利益 | 40,741億円 | 19,635億円 | +107.5% |
| 売上高純利益率 | 25.2% | 13.4% | — |
会社が公表した決算資料の数値です。
日本企業との違い
東京海上ホールディングス8766
保険の中身では、この組み合わせがいちばん近い。どちらも損害保険(自動車・火災・再保険)を柱にする。バークシャー・ハサウェイの保険はGEICO(自動車)・バークシャー・ハサウェイ・プライマリーグループ・バークシャー・ハサウェイ・リインシュアランスグループ(再保険)。★★★ただし会社全体では大きく違う。バークシャー・ハサウェイは保険料収入が収益の23.9%にとどまり、鉄道(BNSF)・電力(BHE)・製造・小売を持つ。★規模はバークシャー・ハサウェイ(約58兆9,597億円)が東京海上ホールディングス(8兆8,722億円)の6.65倍。★★株主資本比率は58.7%対16.96%。
国内損害保険・国内生命保険・海外保険の区分で、2026年3月期の経常収益は8兆8,722億77百万円。★★保険の中身としては、この3社のなかでいちばん近い組み合わせです。 どちらも損害保険(自動車・火災・再保険)を柱にしています。バークシャー・ハサウェイの保険はGEICO(自動車)・バークシャー・ハサウェイ・プライマリーグループ・バークシャー・ハサウェイ・リインシュアランスグループ(再保険)です。★★★ただし会社全体では大きく違います。 バークシャー・ハサウェイは保険料収入が収益の23.9%にとどまり、鉄道(BNSF)・電力(BHE)・製造・小売を持ちます。東京海上ホールディングスは保険と資産運用が事業の柱です。★規模はバークシャー・ハサウェイのほうが大きいです(3,714億44百万ドル=ページ下部のレートで約58兆9,597億円対8兆8,722億円で6.65倍)。
売上高をバークシャー・ハサウェイと並べる- 東京海上ホールディングス8.9兆円2026年3月期
- バークシャー・ハサウェイ59.0兆円直近の通期
- 東京海上ホールディングス15.3兆円
- バークシャー・ハサウェイ173.1兆円
SOMPOホールディングス8630
損害保険が柱という点で重なる。★★もう1つの接点は「保険の外側に事業を持つ」という形。SOMPOホールディングスは介護事業、バークシャー・ハサウェイは鉄道・電力・製造・小売を持つ。★★★ただし比重がまったく違う。バークシャー・ハサウェイは収益の53.7%が保険以外の商品・サービスの売上である。★規模はバークシャー・ハサウェイ(約58兆9,597億円)がSOMPOホールディングス(5兆3,729億円)の10.97倍。★★株主資本比率は58.7%対27.8%。
国内損害保険・海外保険・国内生命保険・介護などの区分で、2026年3月期の保険収益は5兆3,729億21百万円。★★損害保険が柱という点で重なります。★★もう1つの接点は「保険の外側に事業を持つ」という形です。SOMPOホールディングスは介護事業を持ち、バークシャー・ハサウェイは鉄道・電力・製造・小売を持ちます。★★★ただし規模の比重がまったく違います。 SOMPOホールディングスの介護は事業の一部ですが、バークシャー・ハサウェイは収益の53.7%が保険以外の商品・サービスの売上です。★規模はバークシャー・ハサウェイのほうが大きいです(約58兆9,597億円対5兆3,729億円で10.97倍)。
売上高をバークシャー・ハサウェイと並べる- SOMPOホールディングス5.4兆円2026年3月期
- バークシャー・ハサウェイ59.0兆円直近の通期
- SOMPOホールディングス6.1兆円
- バークシャー・ハサウェイ173.1兆円
第一ライフグループ8750
生命保険が中心の会社と、損害保険と再保険が中心の会社で重なりは薄い。★接点は「保険料を集めて運用する」という点で、バークシャー・ハサウェイも保険の投資収益が税引後で125億13百万ドルある。★★★ただし運用の中身が違う。第一ライフグループは責任準備金に見合う債券が中心で株主資本比率5.7%、バークシャー・ハサウェイは株式を大きく持ち株主資本比率58.7%。★規模はバークシャー・ハサウェイのほうが大きい(約58兆9,597億円。第一ライフグループの経常収益は11兆3,082億75百万円)。
国内生命保険・海外生命保険・資産運用などの区分で、2026年3月期の保険料等収入は6兆9,440億66百万円(経常収益は11兆3,082億75百万円)。★★★重なりは薄い組み合わせです。 第一ライフグループは生命保険が中心、バークシャー・ハサウェイの保険は損害保険と再保険が中心です。★★接点は「保険料を集めて運用する」という点で、バークシャー・ハサウェイも保険の投資収益が税引後で125億13百万ドルあります。★★★ただし運用の中身が違います。 第一ライフグループは責任準備金に見合う債券が中心で、株主資本比率は5.7%。バークシャー・ハサウェイは株式を大きく持ち、株主資本比率は58.7%です。★規模はバークシャー・ハサウェイのほうが大きいです(約58兆9,597億円。第一ライフグループの経常収益は11兆3,082億75百万円)。
売上高をバークシャー・ハサウェイと並べる- 第一ライフグループ6.9兆円2026年3月期
- バークシャー・ハサウェイ59.0兆円直近の通期
- 第一ライフグループ6.5兆円
- バークシャー・ハサウェイ173.1兆円
4社とも決算期と会計基準の組み合わせが異なるため、売上高の範囲は一致しません。★★日本3社の売上高にあたるのは、東京海上ホールディングスが経常収益、SOMPOホールディングスが保険収益、第一ライフグループが保険料等収入で、3社とも別のものです。バークシャー・ハサウェイは総収益で、うち保険料収入は23.9%です。決算期は日本3社が3月末、バークシャー・ハサウェイが12月末です。★★バークシャー・ハサウェイの損益計算書には営業利益の行がありません。米ドルはページ下部に記載のレートで円換算しています。
よくある質問
バークシャー・ハサウェイと正面から重なる日本の会社はどこですか?
保険の中身では東京海上ホールディングスがいちばん近いです。★どちらも損害保険(自動車・火災・再保険)を柱にしています。バークシャー・ハサウェイの保険はGEICO(自動車)・バークシャー・ハサウェイ・プライマリーグループ・バークシャー・ハサウェイ・リインシュアランスグループ(再保険)です。★★★ただし会社全体では重なりません。バークシャー・ハサウェイは保険料収入が収益の23.9%にとどまり、鉄道(BNSF)・電力(BHE)・製造・小売を持ちます。★★「保険の外側に事業を持つ」という形ではSOMPOホールディングス(介護)と接しますが、比重がまったく違います。★第一ライフグループとは生命保険と損害保険で中心が違います。★★★日本には、保険を中核にしながら鉄道と電力と製造を持つ上場企業がありません。
保険会社なのに保険料収入が4分の1しかないのはなぜですか?
★★★保険以外の事業が大きいためです。★収益3,714億44百万ドルの内訳は、保険以外の商品・サービスの売上1,995億24百万ドル(53.7%)・保険料収入889億2百万ドル(23.9%)・鉄道の輸送収入233億30百万ドル(6.3%)・利息配当その他の投資収益232億61百万ドル(6.3%)・公益エネルギーの営業収益218億56百万ドル(5.9%)・リース収入100億34百万ドル(2.7%)・サービス収入その他45億37百万ドル(1.2%)です(いずれも当サイトの計算)。★★商品・サービスの売上には、食品卸のマクレーン、トラックの給油所チェーンのパイロット、自動車販売、住宅設備、精密部品(プレシジョン・キャストパーツ)などが入ります。★鉄道はBNSFレイルウェイ、公益・エネルギーはバークシャー・ハサウェイ・エナジーです。★★従業員でも同じ形が出ます。全体で約387,800人のうち製造が約175,600人で、保険は約42,600人です。★★★「保険会社」という呼び方だけでは、この会社の形は見えません。
当期純利益が期ごとに大きく振れるのはなぜですか?
★★★保有する株式の値上がり・値下がりが当期純利益に入るためです。株を売っていなくても、時価が動けば利益が動きます。★899億37百万ドル(2021年12月期)→△227億59百万ドル(2022年12月期)→962億23百万→889億95百万→669億68百万ドル(2025年12月期)という動きです。★★2022年12月期は赤字でした。★★★会社自身が10-Kで「投資損益の額は期ごとに大きく変動し、当社の事業成績を評価するうえで一般に意味を持たない」と説明しています。★2025年12月期の税引後の投資損益は307億37百万ドルで、当期純利益669億68百万ドルの45.9%にあたります(当サイトの計算)。★★別に、クラフト・ハインツとオキシデンタルへの投資について82億55百万ドルの減損を計上しています。★★一方で収益は2,761億85百万ドルから3,714億44百万ドルへ34.5%増と、素直に増えています(当サイトの計算)。★★★当サイトはGAAPの数値をそのまま載せる方針なので、推移の図も振れたままです。
部門の利益は何を指していますか?
★★★税引前利益(Earnings before income taxes)です。部門ごとの支払利息を差し引いた後、法人税を差し引く前の金額で、会社は10-Kの Note 26(事業セグメントの注記)にこの形で載せています。★★★保険は引受と投資を分けています。会社は「引受の成績は投資収益を配分せずに評価する」と説明しており、GEICO・バークシャー・ハサウェイ・プライマリーグループ・バークシャー・ハサウェイ・リインシュアランスグループの3行は投資収益を含まない引受の利益、保険の投資収益は別の行です。★2025年12月期の税引前利益は、引受の3グループの合計が94億60百万ドル、保険の投資収益が152億61百万ドルでした。★★株式の値上がり・値下がり(投資損益390億78百万ドル)は、どの部門にも入っていません。★★会社は税引後の利益も8つに分けて示していますが、区切り方と利益の段階が部門の表と違います。★2025年12月期の税引後の利益の内訳は、投資損益307億37百万ドル・製造サービス小売136億47百万ドル・保険の投資収益125億13百万ドル・保険の引き受け72億58百万ドル・BNSF 54億76百万ドル・バークシャー・ハサウェイ・エナジー39億79百万ドル・その他16億13百万ドル・クラフト・ハインツとオキシデンタルの減損△82億55百万ドルで、合計が669億68百万ドルです。★★投資損益を除いた合計は362億31百万ドルで、当期純利益の54.1%です(当サイトの計算)。★★★チャブのセグメント利益は投資収益を部門に含め、プログレッシブの税引前引受利益は投資収益を含みません。同じ「部門の利益」でも中身が違います。
1株あたり利益と株式数の出どころが他社と違うのはなぜですか?
★★★A株とB株の2種類があり、SECのXBRLから取れないためです。★当サイトが載せているのはB株(ティッカー BRK-B)です。★会社は10-Kに「B株換算の1株当たり利益は、A株換算の1,500分の1」と注記しています。A株1株はB株1,500株に相当します。★★1株あたり利益は、SECのXBRLに値が入っていないため、10-Kの損益計算書から5期ぶんを手で書き写しました(39.64→△10.36→44.27→41.27→31.04ドル)。★★発行済株式数も、SECのXBRLが2011年4月29日で止まっているため、10-Qの表紙から読み取りました。2026年7月29日時点でA株488,450株・B株1,408,035,161株、B株に換算すると2,140,710,161株です(当サイトの計算)。★裏取りとして、10-Kの「1株当たり平均B株換算株式数」2,157,335,139株(2025年12月期)と突き合わせ、0.8%の差(期中平均と期末の違い)であることを確認しました。★★当サイトの時価総額は、このB株換算の株式数で計算しています。
配当は出ていますか?
出ていません。5期とも無配です。★★株主資本比率は58.7%(株主資本7,174億19百万ドル÷総資産1兆2,221億76百万ドル)で、当サイトが載せている米国企業のなかでも高いほうです。★利益剰余金は7,631億86百万ドルで、総資産の62.4%にあたります(当サイトの計算)。★★当ページの日本3社とほかの米国4社は、いずれも配当を出しています。★★保険会社としては形が違います。第一ライフグループの株主資本比率は5.7%、メットライフは3.8%で、責任準備金という長期の負債を大きく抱えるためです。バークシャー・ハサウェイは損害保険と再保険が中心で、生命保険の責任準備金が小さいことがこの差の一因ですが、当サイトは会社が説明していない因果関係を書きません。
今期の見通しはどこまで公表されていますか?
公表していません。★2025年12月期のForm 10-Kにも、2026年8月10日提出の四半期報告書にも、通期の売上高・利益の予想がありません。★★そのため当サイトのページには「今期の見通し」の節がありません。★★中長期の数値目標も公表しておらず、「中長期の目標」の節もありません。★★★当ページの米国3社(プログレッシブ・チャブ・メットライフ)も、会社全体の売上高・利益の見通しを金額では示していません。★★日本3社は当期利益などの予想を示します。★★★当サイトが通期の数値を作ることはしません。
中期経営計画はありますか?
会社は売上高・利益率・ROEなどの中長期の数値目標を、SECの提出書類では公表していません。★★当ページの日本3社は中長期の目標を公表しています(東京海上ホールディングスは修正純利益9,500億円・修正ROE13.0%、SOMPOホールディングスは修正連結ROE13〜15%、第一ライフグループはグループ修正利益4,500億円)。★バークシャー・ハサウェイはSECの提出書類にこれに当たるものを出していません。★参考までに、2025年12月末の株主資本比率は58.7%です。
バークシャー・ハサウェイの決算はいつ発表されますか?
米国の上場企業は、決算を公表すると米国SEC(証券取引委員会)に決算発表の書類(Form 8-K)を提出します。バークシャー・ハサウェイの直近4回の決算発表の日は次のとおりです(米国の日付)。
- 2026年8月8日:2026年6月30日までの四半期(四半期報告書 Form 10-Q の提出は2026年8月10日)
- 2026年5月2日:2026年3月31日までの四半期(四半期報告書 Form 10-Q の提出は2026年5月4日)
- 2026年2月28日:2025年12月31日までの1年間(年次報告書 Form 10-K の提出は2026年3月2日)
- 2025年11月1日:2025年9月30日までの四半期(四半期報告書 Form 10-Q の提出は2025年11月3日)
決算発表の日は、同じ期間の四半期報告書・年次報告書がSECに提出されてから当ページに載せています。次の発表日は載せていません。
数値はいつ時点のものですか?
決算数値は各社の直近の年次報告書(米国は10-K、日本は有価証券報告書)によります。決算期は会社ごとに異なり、バークシャー・ハサウェイは12月末、日本3社は3月末です。★バークシャー・ハサウェイの5期の推移は米国SECに提出されたXBRLデータ、収益の内訳・部門別の売上高と税引前利益・税引後利益の内訳は2025年12月期のForm 10-K(2026年3月2日提出)によります。★★1株あたり利益は10-Kの損益計算書から、発行済株式数は四半期報告書(2026年8月10日提出)の表紙から、当サイトが手で書き写しています。SECのXBRLから取得できないためです。直近の四半期の実績は同じ四半期報告書によります。株価と時価総額はページ下部の更新日時点の値です。
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注記(4件)
- 売上高と利益の推移
- ★★★損益計算書に営業利益の行がありません。収益から費用を引く途中に「営業利益」という小計を置かない形なので、当サイトの推移の図は当期純利益を描いています。★★★当期純利益が期ごとに大きく振れます。899億37百万ドル(2021年12月期)→△227億59百万ドル(2022年12月期)→962億23百万→889億95百万→669億68百万ドル(2025年12月期)。★★★理由は、保有する株式の値上がり・値下がりが当期純利益に入るためです。2025年12月期は投資損益が税引後で307億37百万ドルあり、当期純利益669億68百万ドルの45.9%を占めます(当サイトの計算)。株を売っていなくても、時価が動けば利益が動きます。★★会社自身も「投資損益の額は期ごとに大きく変動し、当社の事業成績を評価するうえで一般に意味を持たない」と10-Kで説明しています。★★売上高は2,761億85百万ドル(2021年12月期)から3,714億44百万ドル(2025年12月期)へ34.5%増えました(当サイトの計算)。ただし2024年12月期(3,714億33百万ドル)からはほぼ横ばいです。★★★1株あたり利益はSECのXBRLから取得できないため、10-Kの「1株当たり平均B株換算の当期純利益」を手で書き写しています。39.64→△10.36→44.27→41.27→31.04ドルです。★★A株1株はB株1,500株に相当し、会社は「B株換算の1株当たり利益は、A株換算の1,500分の1」と注記しています。★★★配当を出していません。5期とも無配です。★株主資本比率は58.7%(株主資本7,174億19百万ドル÷総資産1兆2,221億76百万ドル)で、当サイトが載せている米国企業のなかでも高いほうです。★総資産は9,593億88百万ドルから1兆2,221億76百万ドルへ増えました。
- 部門ごとの売上と利益
- 部門ごとの支払利息を差し引いた後、法人税を差し引く前の金額です。★★★保険は引受と投資を分けて示しています。会社は「引受の成績は投資収益を配分せずに評価する」と説明しており、GEICO・バークシャー・ハサウェイ・プライマリーグループ・バークシャー・ハサウェイ・リインシュアランスグループの3行は、売上高が既経過保険料、部門の利益が投資収益を含まない引受の税引前利益です。★★保険の投資収益は別の行にまとめられています。売上高153億10百万ドルから費用49百万ドルを引いた152億61百万ドルが部門の利益なので、利益率は99.7%になります(利益率はいずれも当サイトの計算)。★★★株式の値上がり・値下がり(投資損益)は、どの行にも入っていません。★10行を足した事業の合計(Total operating businesses)は、売上高3,683億72百万ドル・税引前利益517億14百万ドルです。★★売上高に全社・消去・その他30億72百万ドルを加えると、連結の収益3,714億44百万ドルになります。税引前利益に投資損益390億78百万ドル・持分法投資損益△95億90百万ドル・全社・消去・その他12億57百万ドルを加えると、連結の税引前利益824億59百万ドルになります(会社の表)。★会社は、投資損益・のれんなどの減損・買収に伴う一部の償却・全社の損益を、事業の成績の評価に使わないと注記しています。★★持分法投資損益には、クラフト・ハインツ(税引前で約50億ドル)とオキシデンタル(同じく約57億ドル)の株式の減損が入っています(会社の注記)。★部門間の取引は、各部門の評価に使われ金額が大きくないものを消去していないと、会社は注記しています。★★「サービスと小売」にマクレーンとパイロットは入りません。会社はこの2社をそれぞれ別の報告セグメントにしています。★★注目ポイントの税引後の8区分とは、区切り方も利益の段階も違います。たとえば保険の引受は税引前94億60百万ドル・税引後72億58百万ドル、保険の投資収益は税引前152億61百万ドル・税引後125億13百万ドルです(会社の表)。
- 「部門の利益」が何を指すかは会社によって違います。掲載している会社の基準の一覧を用語集に置いています。
- 収益の内訳
- 収益3,714億44百万ドルのうち、保険料収入は889億2百万ドル(23.9%)にとどまり、商品・サービスの売上(保険以外)が1,995億24百万ドル(53.7%)を占めます(当サイトの計算)。★会社は損益計算書を大きく2つに分けています。「保険とその他」3,217億21百万ドルと「鉄道・公益・エネルギー」497億23百万ドルです。★★商品・サービスの売上には、食品卸のマクレーン、トラックの給油所チェーンのパイロット、自動車販売、住宅設備、精密部品(プレシジョン・キャストパーツ)などが入ります。★鉄道の輸送収入233億30百万ドルはBNSF、公益・エネルギーの営業収益218億56百万ドルはバークシャー・ハサウェイ・エナジーです。★★★株式の値上がり・値下がり(投資損益)は、この収益の表に入っていません。会社は損益計算書で収益の下に別の行として示しており、2025年12月期は税引前で390億78百万ドルでした。★7区分の合計は連結の収益と一致します。
- 最新の決算
- 当サイトが原文を翻訳・加工したものではありません。増減は前年の同じ期間との比較です。★3か月(2026年4月1日〜6月30日)の数値です。★★★当期純利益には保有する株式の評価損益が入るため、四半期でも大きく振れます。★売上高は10.0%増、当期純利益は107.5%増でした(当サイトの計算)。★★参考までに、2026年1〜3月期は売上高936億75百万ドル・当期純利益101億6百万ドル、2025年7〜9月期は949億72百万ドル・307億96百万ドルでした。四半期ごとの純利益が3倍近く動いています。★★★当サイトは増減の理由を書きません。株式の時価の動きによるもので、会社も「投資損益の額は事業成績の評価に一般に意味を持たない」と説明しているためです。★この会社の損益計算書には営業利益の行が無いので、当サイトの表も売上高と当期純利益の2行です。
出典
部門別の売上高と収益の内訳、四半期決算は、同社が公表した次の資料から当サイトが書き写しました(2025年12月期 Form 10-K(2026-03-02 公表)/2026年12月期 第2四半期 Form 10-Q(2026-08-10 公表)/2022年12月期 Form 10-K(2023-02-27 公表))。5期の推移(売上高・利益・総資産・キャッシュ・フロー等)は米国SECに提出されたXBRLデータによります。発行済株式数は、その後に株式数が変わっているため、10-Q(2026年6月30日に終了した四半期) 表紙 — 2026年7月29日時点から当サイトが書き写しました。金額は1米ドル=158.73円、株価と時価総額は1米ドル=158.25円で円に直しています(レートの出典はYahoo Finance)。
投資判断は自己責任で行ってください。
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数値は更新時点のものです。最新の情報は各社の開示資料をご確認ください。
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